yamayama_photo日記

心に残るよしなしごとを写真とともに書きとめる草ログ

都会の子ガラスが巣立った

 

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7月初めからにぎやかで気になっていたカラス一家、仕事場の窓から同じ高さくらいで見えるのでなるべく窓を開けないように、見ないようにしていたが、やっと子ガラスが巣立ったようだ。

子ガラスは鳴き方の練習をしているようで、途切れ途切れに鳴いていて、どう聞いてもちゃんとした鳴き方になっていないのが可笑しかったし、首をかしげるそぶりなど、威嚇しない限りは可愛かった。しかし、窓を開けると親ガラスが威嚇し、近くを人が通ると突然ガァ、ガァと大騒ぎをしているのには閉口だった。

カラスは頭が良くて人の顔を覚えるという。知人はスズメにあげたエサをカラスが食べたので石を投げたらしいのだが(これも酷い仕打ちだが)、その後外に出る度、屋根の上からカラスに石を落とされたと言っていた。子育て時期にいなくなったということだったが、本当にすごい話がいろいろとある。

 

もともとカラスは里山に生息していたのがエサが容易にあると、異郷の地へ集団移動して来た。山では有害小動物をとるなど、それなりに生態系へ組み込まれていたはずだ。都会ではカラスは騒がしいしゴミを散らかすなど嫌がられているけれど、子ガラスを見守る親ガラスの一生懸命さは、子どもの虐待事件が多い最近では、胸を打たれる姿ではないか。

とにもかくにも巣立ったようで、静かになりホッとしている。