yamayama_photo日記

心に残るよしなしごとを写真とともに書きとめる草ログ

コロナウイルス禍の新年を迎えて

2020年からずっと世界中を震撼させている新型コロナウイルスCOVID_19パンデミックは、2021の新年も関係なく猛威を奮っている。


新年の休み明けの1月8日から2月7日に2度目の非常事態宣言が発令された。特に医療逼迫が大きな壁となり、コロナウイルスの変異も進んでいるようでもある。2度目の非常事態宣言ということで、国民の感覚は慣れと緩みがあることは感じられる。今回の規制についても前回とはだいぶ違っている。

例年の年末年始の動きを控え、年末年始の休業時の自粛をしていたものとしては、すっきり感染者数が減少することを望んだが、減ってはいるようだが、重症患者など増えているらしい。

 

政府は初詣は三が日を避けて延期したり、帰省は控える様にと要請していて、近所の小さな神社の新年の様子はとても寂しいものだった。

賽銭箱は出されず、鈴の紐は天井に巻き付けられていた。お賽銭は除菌がし難いし、鈴も紐を振って鳴らせばウイルスを巻き上げるということなのだろう。照明はつけられていたけれど、例年新年が明けると振舞われる甘酒が準備されないどころか、小さな神社のためか関係者は見かけなかった(小さな拝殿の中にはどなたかいたようだが)。

いつも楽しげに神社へ向かう人々も少なく、とても静かに歩いていた。気がつけば、除夜の鐘も聞こえなかったように思う。

 

昨年の新年1月には想像すらできなかった事態が、あっという間に広がり4月初めには1回目の非常事態宣言が発令された。それも、日本だけでなく、世界中が同じウイルスの恐怖下に置かれたのだ。グローバル化が叫ばれ、経済もそれがなくなったら立ち行かない関係になっている現代に、そのグローバル化が逆に仇となり、海外との移動も規制されている。

 

国連の主要開発機関のUNDPはこの危機の原因について次のように言っている。

〜〜「『普通』の状態に戻す」ということは、単純に実現不可能となりました。なぜなら、その「普通」だと考えられていたことこそが、この危機を招いたからです。 この危機は、私たちが他者や地球とどれほど深くつながっているかを示しています。〜〜

新型コロナウイルスとSDGs | UNDP

 

私たちは新しい生き方を得ることができるのだろうか。この状況をできる限り早く解消するために、一刻も早く多方面で考え直すことが必要だと思う。それはとてもとても大変なことだと思うし、多くの人がまだ本当のところ気付いていないように思う。

 

f:id:yokoyamazaki:20201231235929j:plain

初参りをする人々は質素で静かな境内で、ソーシャルディスタンスをとって並んでいた

拝殿前の机にはアルコール消毒液が置かれていた

 

f:id:yokoyamazaki:20210314024550p:plain

2020年大晦日から元旦にかけて明るい月がでていた 元旦の朝には雲が晴れて晴天となった 今年が明るい年となる兆しであれと願う

 

f:id:yokoyamazaki:20210101154513j:plain

晴れた元旦に、ふっくらした雀たちが枝に群れてにぎやかだった

 

f:id:yokoyamazaki:20210102113454j:plain

今年も福寿草が芽を出した