yamayama_photo日記

心に残るよしなしごとを写真とともに書きとめる草ログ

心のアート展

東精協主催の「第5回 心のアート展」は公募展入選作品の展示だった。

作品も展覧会も自由な雰囲気があった。病院内の造形教室で創られた作品が多かったようだったが、いろいろなアプローチで描かれていた。本格的な油彩、鉛筆画、コラージュ、コミック、立体など表現方法もテーマも作家が自由に選び、思い切り描かれているように見えた。

昨年の展示の際のことが描かれた絵、昨年の入選作品を更に描き続けた作品、同じテーマで描き続けられた作品など、他の公募展とはまた違った作品のラインナップで、昨年に続けて見に行って時間の経過や、作家の作っている時間に近いところで見られたというような面白い感じを受けた。

添えられたキャプションも自由に書かれていて、絵にまつわる思い出や技術的な説明などのほか、絵を描くことで自分の人生を振り返り自分と向き合っている方や、自分にとっての絵を描くことの意義などを書いている方もいた。みな素直に、率直に書かれていて、読んでいると共鳴することが多々あり、時間をかけてじっくり読みふけってしまった。


特集の高村智恵子HMの展示も興味深かったです。高村智恵子の切り絵はオリジナルではなかったようだが、繊細な切り込み方、構成は素晴らしかった。

 

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東京精神科病院協会心のアート展>>>