yamayama_photo日記

心に残るよしなしごとを写真とともに書きとめる草ログ

幻日のあとの地震

連休中の5月4日の早朝5:18に関東に震度4の地震があった。都内では千代田区が震度5弱にもなり、地震に慣れてきたとはいえ、前日に出会った大気現象もありひやっとした。

 

震源地は伊豆大島近海(北緯35度、東経139.4度)で、震源の深さは約160km、地震の規模(マグニチュード)は6.2と発表された。

先日来、岐阜と長野で震度3程度の地震が頻発しているが、それとの関係はほとんどないと言うことだ。ということは、全くないということでもない。

 

地震の前日、3日の夕空に太陽の光が雲を間にして二つに分かれているように見えるのに気付いた。陽光がどこかに反射して、太陽が二つあるように見えたのだ。太陽は右側の丸い大きな光だろうけれど、左側のもう一つの細長い陽光のように見えたのは何なのか気になった。

円弧のようにのびていたので、色はないけれど虹のようにも見えた。けれど虹なら太陽と反対方向に見えるはず、、、だ。

 

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 家にもどって調べると、この日は環水平アークという水平の虹がいろいろな場所で観察されていた。しかし、こちらの太陽の現象はなかなか見つからなかった。

やっと見つけたのが、お天気キャスターのチーム森田のブログで、幻日という現象であった。“げんじつ”と読むらしい。「幻の日」か、たしかに言葉そのままだった。どちらが現実の太陽なのか惑わされた。

風の弱い日、雲の中の結晶の一部が水平になり、そこに光が入射し別の側面からでてきて、太陽と同高度でこのように見えるらしい。私が見かけたのは左側だけの幻日だったが、太陽の両側に見えるなどいろいろなパターンがある。幻日と分かると検索でいろいろなサイトが解説しているのがヒットした。

 

でも、こんな不思議な現象があると何かおこりそうな気がする。地震との関連も話題にはなっているようだ。

この幻日を見た次の日の早朝に地震が起こったことは私には驚きだった。地球でおこることはすべてどこかで関連しているだろうし、長いことかかって忘れた頃に現れてくることも多い。私たちは地球時間でいくとほんの短い期間しか地球にはいきていないのだから、見届けることはほんのわずかなことばかりだ。

近い時間の中でおこる自然現象には関連が全くないとはいえない、解明が出来ない関連があると思わされる出来事だった。