yamayama_photo日記

心に残るよしなしごとを写真とともに書きとめる草ログ

今年も酉の市

ずっと書いていなかったこのブログだったが、少し前に、以前書いた文章を見ていただきコメントが届いた。検索で見つけていただいたことが有難く、同時に責任を感じた。
毎日、身の回りでいろいろな出来事が起こり、ニュースや新聞などで良いことも悪いことも起こったことを知り、心が温かくなったり、怒りがわき上がったり、いつまでも落ち着かない日々である。
facebookで残すことは安定しないことも分かった。
このブログをこのままにするよりも、またすこしずつでもアップして、気になったことを残しておきたいと思う。

アップをしない間に、今年も年末を迎えた。

12月15日、12月初酉の日に、近くの神社で開かれている酉の市へ行き、熊手を買った。この神社では縁起市ともいうらしい。
11月に行われる新宿の花園神社や浅草とは違い、小さな神社の小さな市であるし、夜遅く行ったためか人出は少なかった。しかし、珍しくお神楽もやっていて、こじんまりといい雰囲気だった。
買い求めたのは小さい熊手だったが、鯔背なお兄さんたちが元気に三本締めをしてくれた。今年の疲れが少々とれた思いがした。
その昔は値引きの掛け合いをして、その値引き分をご祝儀として店へ渡し、そのお返しに手締めしてもらったとある。粋な買い物だったのだなぁ。今は値引きしても手締めしてくれる。サービスが良いのか、知らない人が多くなって形式的になっているのか。
熊手は縁起物が紙や粘土、プラスチックや布などでキンキラに作られ、ぎちぎちに詰め込まれていて、賑やかさは申し分ないけれど、趣味が良いともいえない。でも、縁起物ということで有難やというものだ。

私が熊手を買いにいくのは今年で3年目だ。今までは家の人が行ってくれていたが、年末に神社へ行き新しい熊手を買い求めることは、来年に向けて元気の出ることだと感じる。
今年も無事に過ごせたお礼と、来年の無事をお参りし、「ああ、また今年もこの場に来ることが出来た」と、感謝した。
新年の初詣も良いけれど、酉の市もまた違った良さのある日本の年中行事だ。


iphoneで撮影すると、照明のせいもあると思うが、暗い場所でも明るく彩度が高く写った。