yamayama_photo日記

心に残るよしなしごとを写真とともに書きとめる草ログ

生きる力

やはりまた震災のことになってしまうけれど、テレビを見ていると被災地の人々の言動にこちらが勇気づけられることが多い。
そしてまた、人々を勇気づける力を持っているものもこの震災後にいろいろと見えて来た。スポーツ選手が一生懸命戦う姿を見ることで頑張ろうと勇気がわいたり、合唱に聴きいって心に平穏を見つけようとする人々。支援物資の箱に頑張れと書いて送る人々、人が人を思いやる心は生きる力を与えてくれることに今回素直に感動した。国際的な動きでアートセラピーも活動を始めるようだ。
このような極限下にいると大変な状況に負けずになんとか乗り越えよう、前を向こうと思うものなのだろう。多くの人が亡くなった中で自分が生き残ったということは奇跡と思え、生きていることに感謝出来るのだろう。TV局の編集もあるのだろうけれど、被災者の言葉はみな驚くほど前向きで感銘を覚える。ただあまりに優等生的なので心理的に無理をしていなければ良いがと思う。
そんななかで時々、避難所でのつらさを訴えているインタビューを聞くと、そうだろうな〜と逆にほっとすることもある。
子どもたちは避難所暮らしのようなつらい状況にいると却って元気そうになることもあるそうだ。具合の悪くなる子も、賑やかに騒ぐ子もどちらも同じくこの状況に耐えようとしての反応だから、見守ってあげなければならい。


東京ではさくらが咲き始めたけれど、被災地ではまだ雪が降るらしい。
今年の春は早く来てほしいと願う。